赤い長財布☆



今回のオーダーは、

tomoccaの定番クラッチの形をとても気に入って下さっていて

同じデザインで、持ち手ストラップも付けて☆

という内容でした!

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この八角形のデザイン、

完成イメージは頭の中にすぐ浮かんだのですが

実際に形にするとなると、色々な問題が。

でも完成した形は絶対に可愛いハズ!!と

ご希望のサイズ、カード枚数、仕切りの数など

いつもの様に細かく教えて頂き、

完成したのがこちら↓↓↓

 

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サンプルから何度もパターン修正したので一ヶ月以上

お待たせする事になってしまいましたが…汗

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前側に小銭入れを!という事で

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取り出しやすい様にマチをつけました☆

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中にはカード12枚、マチありの札入れが2つと

マチなしのポケットを内側後ろ側に付けてみました!

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質感はしっとりしていて、嫌みの無い赤で

とても手に馴染みやすいお財布に仕上がったと思います♫

写真で見るより、実物の方がずっと良かった!と喜んで頂き、

細部を妥協せずに作って良かったと安心しました*

今回は有り難う御座いました♡



クリスマスプレゼントに‥通帳ケース編

もう12月ですね、クリスマスプレゼントを探されている方も

多いのではないでしょうか?

前回のブログクリスマスプレゼントに…靴べら編

続き、今回もプレゼントにおすすめしたい商品のご紹介です!

男性ではプレゼントに革財布や革の小銭入れを

もらうと嬉しいというのが

さまざまなところが調査しているランキングで

上位だそうですね。

そこで

今回ご紹介するのは

通帳・パスポートとカード、お札を

収納出来るサブ的なお財布です。

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もちろんメインのお財布としてもお使いいただけます。

コンセプト的には、

通帳はお財布と別に持ちたいけど、

カードとお札も少し入れられたら

便利かな〜みたいな感じです・

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落ちない様にベロを付けています。

(画像にはカードの渕にステッチがありませんが

オーダーをお受けし製作する場合、ステッチが入ります。)

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passbook Case  ¥12,960-(税込)

別途送料

(革により価格が変わる可能性があります、ご了承下さい。)

オーダー、お問い合わせはこちらからどうぞ

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クリスマスプレゼントに…靴べら編

もう来月はクリスマスですね!

男性へも、女性へも贈って頂きやすい

クリスマスプレゼントへの商品のご紹介です♫

先日、e-acce.リバーウォーク北九州店さんにも

納品させて頂いたコチラのレザー靴べら

携帯して頂けるように手のひらサイズでお作りしています。

革の微妙な弾力がストレス無く滑らかにかかとを

靴にインさせてくれます!

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裏は栃木レザーのオイルヌメ革を使用。

表も裏も、使う程に変化する革です。

さりげなくバッグに入れられるようにキーホルダータイプ*

お洋服やバッグだけでなく、

小物にこだわる方へのプレゼントにもぴったりです。

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セミオーダーで

①革のお色目

②カシメ、キーホルダー部分のパーツのお色目

(ゴールドorアンティークゴールド)

をお選び頂き、お作りする事も可能です♫

レザー製 靴べら ¥4,536-(税込)

別途送料

(革により価格が変わる可能性があります、ご了承下さい。)

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田園の牛☆


先日、大分県別府市に行ってきました。

車で目的地へ向かう途中、山の中でプチ迷子になり…

結構な距離 迷子になっていると

牛舎!!牛!!黒毛!!

まるで映画で見るアメリカの田舎のよう…

周りには少しの民家と川と田畑。

後ろには巨大な山脈の面々。

トラクターに乗ってるお父さんは何故か

金髪。

そこで初めて黒い牛を見たんです。

(多分違うけど)近い将来、

わたしが鞄を作る時に使う牛革は

この子の皮かもしれない…

来週食べる牛肉はこの子のお肉かもしれない…

そう思うと、体にたかってくる蠅をうっとおしそうに

尻尾ではらっていたり、

少し離れたところにいるお父さん(多分世話している方)の

話し声の方向に耳を向けてみたりしている姿が

可愛くさえみえて

なんとも言えない気持ちになりました。

もちろん、わたしたちは

命を毎日頂いて生きている。

想像出来ないくらいの動植物の命を頂いている。

食だけではなく、遥か昔から

身を守るため、体を暖める為に

動物の皮を利用し、

それが現在オシャレをする為のツールにもなっていますよね。

その日、立命館アジア太平洋大学で開催されていた

世界報道写真展に行ったのですが、

現代社会の問題の部、一般ニュースの部、スポーツの部など

さまざまなカテゴリーに分けられていたなかで

自然の部でパオロ・マルケッティという

イタリア人カメラマンの作品、

カイマンというアリゲーター科のワニの養殖風景から

革にされる工程を撮っている組写真がありました。

コロンビアで1990年代から丈夫さ、質の高さが評価されて

養殖が増えているそうです。

組写真なので同じテーマで数枚の写真が出展されていたのですが

カイマンが食す用のさっきまで生きていたであろう大量の小動物の生肉や、

(この小動物も皮が剥がれていたのでもしかすると革の材料になっているのかもしれません)

皮をとる為にヒトツキされたカイマンが重なり合っている写真や

染色され、カラフルな革となりつるされている写真。

かなり生々しい場面や、へーそうなのかと

思う場面もあり、思わぬところで出逢った写真で

とても勉強になりました。

素材としてみているので頭では牛の革と分かっていても

あの風景や材料を手に取るまでの工程までをいつもは想えずに作っていました。

実際に見たときのあの感情を忘れない様に大切にしながら

オーダーして下さる方のイメージや想いを形にしていきたいと

引き締まる想いでありました*

革のお話① 皮から革へ

革のお話② 鞣しの種類・特徴

革のお話③ 鞣しの種類・特徴

を読んで頂くと

さらに革について理解を深められると思います☆

 


革のお話③ 鞣しの種類・特徴(クロム鞣し)



前回までをまだ読まれていない方は

革のお話②からどうぞ!

前回タンニン鞣しが

流通全体の少ない割合ということを

最後に書きましたが、

今回説明するクロム鞣しが多く出回っています。

読み進めると理由がすぐに分かると思います!

—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—

2…クロム鞣し

名前からなんとなく、想像がつくかもしれませんが

こちらは鉱物を鞣し剤として鞣します。

前回のタンニン鞣しは自然のもの、

今回紹介するクロム鞣しはケミカルなもの、

を使用して鞣す。という違いです。

このクロム鞣は

・短期間で鞣せる

・柔軟で薄く、軽く仕上げることが可能

・カビが生えにくい

・安く大量に鞣せる

という感じでタンニン鞣しでは出来ない事を人工的に

やれる。という感じです。

なので市販で出回っている革鞄、革靴の甲革(甲側の革)

など、クロム鞣のものがやはり多いです。

ただ、クロム鞣しは

革本来の経年変化を味わったり、クリームを入れ込み

育てていく感じのものではないです。

革の切り口(断面)を磨いてツルツルピカピカにする手法を

”コバ磨き”といいますが、

一般的にクロム鞣はコバ磨き出来ないと

言われていてわたし自身もそう思っていたのですが

今回のブログを書くにあたって調べてみたところによると、

どうやらクロム鞣しの革でもコバ磨き出来るみたいですね。

ですがtomoccaではコバ磨きはタンニン鞣しのみしかしません…!

☆タンニン鞣しとクロム鞣しの見分け方☆

断面を見るとかにおいをかぐとか色々あるのですが、

特別な革の知識が無い方でも見分けやすい方法を

書いていきます。

*柔軟性を確認‥お店ではなかなかやりずらいですが、

革を軽く引っ張ってみると

伸縮性のあるのはクロム鞣しである可能性が高いです。

タンニン鞣しは伸縮性があまり無く硬い革が多いからです。

ただ、加工方法や厚みによってタンニン鞣しでも

柔らかく伸縮するものもあります。

*傷があるかどうか‥店頭等に置いてある商品で爪の跡等

傷が付いているものはタンニン鞣しの可能性が高いです。

クロム鞣は傷が付きにくい。

*水で濡らしてみる‥少々手荒な方法ですが…。

タンニン鞣しは吸水性があるので水が染込みます。

シミになる可能性があるのでもし試される場合は

見えないところでどうぞ。

クロム鞣しは水をはじきます。

幾つか見分け方について書いてみましたが、

全てのものが一概に当てはまるわけではないので販売店などに

確認されるのが一番かと思います!

長く使える革製品だからこそ、自分はどんな革が好きなのか

その革ってどんなものなの?!を少しでも知って頂けたらと思います♪

(※参考文献 革の技法、tanned Leather)


長財布☆折り畳みレディース編

今回オーダー頂いた方はよく海外に行かれる方なので

きっと海外で買って来た素敵な布などをお持ちに違いない!と

思い、ご注文頂いた長財布にボリビアで購入された

ポーチの布を使わせていただきました♪

とても信頼して頂いていて、長財布ということと

革のお色目はご相談、以外全ておまかせで!

と言って頂けたので、

出来るだけ布を活かしつつ、シンプルな感じに

仕上げたいと思いこんな感じにしてみました☆

二つ折り長財布で‥

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一番手前はレシート等が入るサイズで。

カードを入れるポケットやお札を入れるところも

ご希望を聞き、必要な数に合わせてパターンをおこしました♪

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小銭入れの裏にもへそくりカードポケットを付けてみました☆

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少しアンティークな雰囲気の革にボリビア産の布が

なんともいい感じにマッチしました*

ムラ感がとてもいい感じです。

この革はフランス原皮のタンニン鞣しで(前回のブログに解説アリ)

イタリア トスカーナ地方伝統の工程を守り、

職人さんが一枚一枚手で塗り込んで

この風合いと色の深みが出るそうです***

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デザインや大きさにもよりますが、長財布は

小さなバッグを作るより材料が必要なときもあります**

相談しながら、デザインを決めていったり、

使用する材料に想い出があったり。

ストーリーのある革財布って

とっても特別ですね♪

生活の中でとても身近で大切な存在である

お財布を作らせて頂けて、気に入っていただけてとても感謝です**

有り難う御座いました♡

革のお話② 鞣しの種類・特徴(タンニン鞣し)

前回のブログをまだ読んでいない方は

前回の内容からどうぞ 皮から革へ

今回は”鞣し”の種類、特徴について。

これは結構難しくて、詳しく書きすぎると

専門的な事や化学物質の名称等

頭がピンピコピーンになるのであまり

専門的過ぎず、皆さんが皮革製品を手に取る際に

参考にして頂けるといいな、的な感じで

シェアできればと思います。

まず、鞣しの工程の前に皮が腐らない様に

塩漬けにし、それから鞣し剤を使って

革にしていくのですが、この加工をする業者を

タンナーさんといいます。脱帽。

沢山ある鞣しの種類として代表的なのが

1…タンニン鞣し(植物鞣し)

2…クロム鞣し

3…混合鞣し(コンビネーション鞣し)

—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—

1…タンニン鞣し(植物鞣し)は

植物の葉や樹皮等に含まれる成分を

抽出し原料として鞣すことです。

皮をなめし(英語でtanning)

革にするのに使われたことから ”タンニン”と

呼ばれていますが、化学的名称ではないそうです。

タンニンは柿渋や栗の渋等の成分で、

この成分(渋)が硬化・腐敗の原因となる

コラーゲン(タンパク質)と結合する化学変化

を利用してそれらを除き柔らかく、

腐らないようにしてくれているわけですね。

(タンニンが苦いと感じるのは舌や口の中の

タンパク質と結合する事によるそうです。)

植物から採れる成分を使用するので仕上がりは

薄い茶褐色や肌色になります。

これらがヌメ革と呼ばれる革です。

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(↑ヌメ革)

こういった

ヌメ革は表面加工されていないので

傷がつきやすく、水をよく吸い、

水分を含むと柔らかくなり伸びやすくなります。

しかも伸びたら元に戻りません。

この特性を生かして立体加工したり、

紳士用の小銭入れなんかで丸く成形

しているのも見かけますね。

(水で革をぬらして形をキープさせたまま乾燥させると

色んな形に出来るわけです。)

革本来の自然な風合いがあり使い込むと徐々に馴染んできます。

厚みや硬さがあるので手縫いや

カービング、染色などの

加工にも向いています。

おそらく皆さんが想像されるこれぞ革!!!

って感じのやつです。多分。

使っていて飴色になったり

丁寧にクリームぬりぬりして

育てて行く様な革がこのタイプの革ですね。

薄い茶色(肌色)の

状態で仕上がったものに

染色したりオイルを沢山含ませて

オイルドレザーにしたり色々な加工が施され

様々な種類の革が作られています。

(↓オイルとワックスが沢山入ったヌメ革)

19世紀イギリスでオーク(樫)の木から始まった

このタンニン鞣しは革の中心まで浸透させる為に

時間をかけて徐々に濃度の高い

タンニン液に浸けていくなど

30以上の工程を経て

約1ヶ月〜3ヶ月など長い時間をかけて

作られていますので他の鞣し方の革よりも高価です。

同じタンニン鞣しでも、工程途中の製法、

加工方法や仕上げ方によって

全然違う革になるのですが、

このTHE 革!!な

タンニン鞣しが流通しているのは

全体の僅か2割だそうです。

では大半の革は…??

長くなったのでまた次回☆

                       (※参考文献:革の技法、キリヤ化学HP、日本経年変化協会、日本皮革技術協会、Wikipedia)

革のお話① 皮から革へ



皆さんは皮と革の違い、ご存知でしょうか?

皮 は皮膚の皮ですよね。

ご存知の通り、動物の体を保護する役割のものです。

この”皮”という漢字は動物の皮を剥ぎ取る手の形が

由来になっているそうです。

そういえば、指を折り曲げているようにも見えますね。

この剥ぎ取られた皮は生なので

すぐに腐ってしまい、乾燥するとカチカチに硬くなります。

そうなるのを防ぐ為に、

脱毛後、”鞣す(なめす)”という加工をします。

この鞣すという漢字は革と柔を合わせて鞣すと書くので

漢字というのはよく出来てますね〜。

この鞣しの加工を施されたものが”革”として

レザーバッグやベルト、お財布やレザージャケットなどの

材料になるわけです・

“革”という字は動物の皮を剥ぎ、

開いた形が元になっています↓

images                    (※画像出典:JLIA日本皮革産業連合会)

確かに形が似ている‥!

ちなみに

これからの季節、多くの女子がキュンキュンしちゃう

ふさふさの毛つきのままで鞣したものを

”ファー”

と言います。

鞣す方法や、使う薬品によって革の性質や

それによる使用用途も

変わってくるのでそのお話はまた次回

                    (※参考文献 : 革の技法)

*近々セミオーダー会しようと計画中‥*

*詳細はコチラで→セミオーダー会♪

リバーウォーク☆

何度もリバーサイドウォークホテルと言い間違えて

こんがらがります。

北九州にあるリバーォーク北九州1Fに

今月18日から期間限定ショップ

e-acce.さんがオープンされました!パチパチパチ

ありがたい事にこちらの店舗でも

tomoccaをお取り扱い頂いているので

ちょこっと行ってきました☆

スタバの横の横の横くらい‥♪

レジ前にずらずらっと置いて頂いてます**

外からも入れ、天気の良い日はとっても気持ち良さそう‥☀

センスよくセレクトされた商品と作家さんによる

ハンドメイド作品(には見えない完成度の異常に高いモノも沢山*)で

ウキウキ♡

商品が出来次第、また搬入に行きまーす☆

いえいっ

ショルダーバッグ☆



今回もご依頼頂いた方との素晴らしい連携プレイ(相談ともいう)で

とても素敵なバッグに仕上げる事が出来ました♡


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ショルダー部分を外してバッグ本体に接続部を折り込めば‥

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もはや定番のクラッチに♪

こちらもインナーをスカーフで仕上げさせて頂きました☆



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カラーリングもばっちりですねっ!!!

マチは3cmと狭めですがシュッと持てて、

長財布も縦向きに入る高さなので

良いサイズに仕上がったのではないでしょうか☆

革も程よい厚さと固さで長く使って頂けると思うので

夢をいっぱい詰め込んで

色んなところへ連れて行ってもらえたら嬉しいです♡

有り難う御座いました♡♡♡